第13回 J1グランプリ優勝者決定

臨海セミナーで授業力№1講師を決めるJ-1 グランプリ。2024年第13回のグランプリは、ESC難関高校受験科横浜地域の菅野先生に決定しました。学習塾の根幹は授業にあります。我々臨海セミナーの講師は授業力向上を常に目指し、日々研鑚をしています。生徒の点数UP・成績UP・志望校合格。そして生徒の笑顔のため。そんな思いからJ-1グランプリを実施しています。

 

授業力No.1決定戦「J-1グランプリ」とは

臨海セミナーで誰が最も授業力が高いのかを毎年競うイベントで講師間で切磋琢磨しながら授業力向上を目指します。J-1グランプリの“J”は授業の“J”です。2012年に授業力向上を目的に、代表取締役の佐藤の発案ではじまり、今年で13回目になります。
臨海セミナーが展開する各地域で予選が行われ、今年は予選を勝ち抜いた4名の講師が大ホールで授業を実施し、約1,500名の正社員が投票しました。
今回は会場での生授業から投票する方式が5年ぶりに復活し、大きな盛り上がりを見せました。
会場に集まった講師たちは様々な気付きを得て、自身の授業力をさらに高めようと決勝進出者の授業を真剣なまなざしで見つめていました。
イベントとして、研修として、更なる発展を目指します。

 

臨海らしさが伝わる「共演授業」でグランプリ

ー優勝おめでとうございます。感想をお聞かせください。

素直に大変嬉しいです。私は入社以来、「自分の授業が一番」「目の前の生徒の成績を伸ばせるのは自分」と信じて授業をしてきました。
今回J-1グランプリで優勝できたことで、客観的に認められたかなと自信に繋がりました。今回決勝の授業を準備するにあたり、自分の塾講師人生で一番考えたと言えると思います。
たくさんの人に研修もしていただき、ものすごく成長ができたと思います。
そして「私はまだまだ成長できる」と実感もわいたので、今回の優勝を糧にもっと授業力を磨いて、生徒たちを絶対に志望校に合格させようという気持ちが強くなりました。

ー優勝されてからの生徒や保護者の反響はいかがでしたか?

生徒や保護者の方からたくさん「おめでとうございます!」と言われました。普段直接担当していない生徒からも言われて、有名人気分でした(笑)
決勝前にもたくさん応援をいただいており、優勝報告をしたら自分事のように喜んでくれる生徒が多かったです。受験生と同じように、応援が自分のパワーに変わることを身をもって感じました。すごくプレッシャーを感じていたのですが、本当に準備や練習をして良かったなと思いました。

ーJ-1グランプリの授業で心がけたことを教えて下さい。

原理原則に基づいた理解・暗記と、臨海らしい共演授業(※)です。日頃の勉強から原理原則を意識して本質的に理解をしようとすることで、入試で本当に差がつく問題に対応できる力がつきます。神奈川の一部の高校については特色検査もあるので、特色検査への対応力をつけるために原理原則に基づいた授業を心がけました。また、難関高校受験科とはいえ中学生なので、楽しく臨海らしい共演授業を心がけました。臨海の共演授業とは、生徒の顔を見て生徒の理解度をはかりながら一体となって授業を進めることです。一方通行の授業であれば、映像授業が世の中たくさん溢れています。目の前の生徒の今の状態を見て、ベストの言葉・表情・トーンで伝えることができるのがライブでの授業の良さだと思うので、そこを心がけました。

※共演授業:臨海の授業スタイルである、臨海方式を使った授業
https://rinkaigroup.com/rinen/

 

若手の頃の経験が、今の授業に繋がっている

ー日ごろの授業で心がけていることは?

「圧倒的な共演授業」です。わかりやすい説明のみを求めるのであれば、映像授業や参考書が簡単に手に入る時代です。
わかりやすさだけでは、生徒が様々なコストをかけて塾に来てくれている価値にはならないということです。
「わかりやすい」「入試問題が簡単に解ける」「点数が上がる」ような解き方や説明は前提として、その浸透率を強く意識しています。
私は授業中に生徒の脳の動きを見るイメージで授業をしています。
脳が動いていなければ「考えて」と働きかけ、集中力が切れていて浸透しないと判断したら「みんなストップ!ちょっと聞いて!」と授業を止めます。
とにかく目の前の生徒の状況に合わせて流動的に授業をすることを意識しています。

ー今まで講師をしてきて、苦労したことを教えて下さい。

苦労というか辛かったことで言うと、若手時代の合格発表の日です。
私にすごく懐いている生徒がいたのですが、あと1問分の点数が足りずに悔しい思いをさせてしまいました。卒業するときにとてつもない長文で感謝の手紙をくれまして、本当に辛かったです。自分の存在価値を疑うというか、「何で合格させられなかったんだよ」・「何やってるんだよ自分」という気持ちが強かったです。それ以来、一切妥協しないと決めました。絶対に後悔しないように。
それでも毎年合格発表の日はやっぱり色々な感情が動きます。1年に1回だけですが、合格発表を経験した数だけ塾講師として強く、鋭くなると私は思います。

ー今後の活動予定や目標について教えて下さい。

講師としての個人の目標は、さらに授業力を磨き、全生徒に「菅野先生が言うから間違いない」・「菅野先生についていけば合格できる」と思ってもらえる講師になることです。究極を言うと立っているだけで成績が上がるような存在になりたいです(笑)。私自身まだ発展途上の身ですが、一方で講師を育てたい、自分の考えやスキルをもっと広めたいという気持ちも非常に強いです。入社以来たくさんの方に研修していただいたり、成長をさせていただいたりしたので、今度は私が教える側、恩送りのフェーズに入っていると感じています。そして全国№1の学習塾にするために会社全体として発展できればと考えています。

菅野先生はESC難関高校受験科横浜本校で授業をしています‼
ESC難関高校受験科横浜本校はこちら

 

~主催者の講評~

人材育成センター 副部長 柳原先生

私たち講師にとって、授業力を磨くことは最も重要なことです。優勝された菅野先生はもちろん、決勝大会に進出した他の講師の授業はどれもすばらしいものでした。
会場で観戦した講師にとっては様々な気付きを今日から取り入れてみようとなってくれればうれしいですね。
生徒の合格に向けて、ますます講師の授業力を磨くためのJ-1グランプリ。
来年のJ-1グランプリも非常に楽しみです。みなさんもぜひ注目してみてください!