株式会社臨海では、「臨海でこんなことをやりたい」・「ずっと願っていた夢を叶えたい」という社員の夢や希望に応えるために、毎年「新事業企画募集」を実施しています。多くの社員から企画書が提出され、今後の成長の見込みや事業としての精度を検討し、実施有無を決定しています。
臨海グローバルは2012年に誕生した事業部で、小学生~社会人までを対象に英会話部門やTOEIC🄬 L&R TESTコース、簿記部門を設置しています。今回は臨海グローバルの創設から携わってきた高山先生にインタビューし、臨海グローバルについて伺いました。
臨海グローバル 高山先生の紹介
入社時は小中学部に在籍し、その後は本部教科部会(現小中本部 教務部)にて勤務。臨海グローバル立ち上げメンバーで、現在は臨海グローバル支部長として、TOEIC® L&R TEST、英検講座、ジュニア英会話、簿記講座など担当。
きっかけは「臨海卒業生のサポートをしたい」
ー臨海グローバルを立ち上げに至った経緯は、どのようなものでしたか?
責任者である久津輪先生から、就職活動に苦労している卒業生たちの話を聞き、「臨海に通ってくれていた生徒たちを卒業後もサポートしたい」と思ったことがきっかけです。就職活動において影響力がある資格であるTOEIC® L/R TESTの講座を大学生や社会人を対象に指導する部署の立ち上げを企画し、大学生や社会人になっても臨海で資格取得をサポートできる環境を整えることが決まりました。本部にて英語の教材作成や研修開発を担当していた私も担当に抜擢して頂き、二人で臨海グローバルをスタートしました。
ー創設時に苦労したことは何ですか?
まず指導法の確立です。TOEIC® L/R TESTの指導は社内では初の試みでした。英語の講師ではありますが、受験とは形式、問われる知識、行うトレーニングなどは変わってきます。今までのノウハウを活かしながらも、自分でテスト形式を研究したり、市販されている様々な指導テクニックを研究したりしながら、形にしては模擬授業を行い、修正してまた実戦、といった繰り返しの中で、現在の指導法の土台を作り上げていきました。
また、教材もないので、テキスト以外の補助プリントなどはすべて独自で作成しました。ここもゼロからのスタートだったので、時間がかかりました。
情熱をもってやり切ることを常に心がける
ー今までで、一番印象に残った授業or生徒はいましたか?
一番が沢山います(笑)。卒業生の生徒では特に英語が大好きではないのに630点から930点という高得点のスコアアップを果たし、就活も大成功させた生徒がいます。830点を超えれば就活では強みになりますが、スコアアップに向けて努力すること自体にやりがいを感じてくれて、二人三脚で大台の900点を突破しました。
社会人の方だと、「あと3ヵ月で600点を超えないと昇進できない、何とかしてほしい」という切羽詰まった方がいらっしゃいました。お忙しい中私の「鬼の課題」に全力で取り組んでいただき、見事目標を達成していただきました。本当に担当講師一同、喜びと感動を共有できました。
ー大学生や社会人の方が通われていると思いますが、忙しくても続けられるポイントは何ですか?
まず、個々の受験管理です。忙しい中でも、本当に時間が作れるときと、比較的時間が作れる時があります。中長期的に忙しさを考慮したうえで受験のタイミングを決めて、そこから逆算して勉強量を増やす時期と減らす時期を決めます。集団授業ではありますが、このように個々に学習の緩急をつけることで、学業や仕事と資格の勉強を両立させることができます。
あとは、個人的には情熱応援だと思っています。受験と違って、資格は必須ではありません。忙しいと、目先のことを優先したくなるのが普通です。そこで、当事者よりも高い意識でスコアの先にある将来を熱く語って、情熱応援し続けることにしています。
~臨海グローバル受講者の声~

最初のころの授業では学生の私にとって初めてのビジネス英語で馴染みがなく、リスニングもボロボロでやっていけるかが心配でした。しかし、ビジネス特有の話題は図や状況の説明があるので理解でき、より親しみを感じられるようになりました。馴染みのないことは1人で考えていると行き詰まってしまうので、とても助かりました。また、Partごとに解き方の型があるのでそこに安心しました。さらに、TOEIC®L&R TESTに出る単語を学んだことで自信が付きました。特に勉強では先生が重要とおしゃっていた単語に力を入れました。
TOEIC®L&R TESTの試験前は今まで塾でやった授業単語の小テストをすべて間違えたところが残らないように練習しました。また、Part5の対策のためには品詞のテストを行ったことでだいぶ自信が付きました。TOEIC®L&R TESTはよく出る単語が決まってくると思うので、私のような忙しい学部の人も、効率的に得点が取れるようになると思います。
私は、先生がいることでモチベーションが保てていたので、ここへ来ていた場合と来ていなかった場合ではモチベーションが全然変わっていたと思います。わかりやすい授業と熱意をありがとうございました。

大学受験のときからリスニングが苦手で、TOEIC®L&R TESTでも濁った発音のスピーカーは特に苦手でした。問題の先読みのテクニックを教えていただき、練習するうちに注意すべき場所が分かるようになると、解きやすくなったと思います。土曜日の朝の授業はモチベーション的にも少しつらい週もあったけど、「終わったら帰りに○○を買って食べよう」などご褒美を決めてました。リスニングの音声を少し速めて聞いたり、シャドーイングしたりするのはおすすめです!大学までの通学で電車に乗っている時間が長かったので、電車の中でPart2を解いたり、単語を勉強したりなるべく工夫するようにしていました。

楽しかったことが続ける理由となりました。中高生時代は臨海セミナーで学んでいたので大学生になっても臨海の雰囲気を味わえて嬉しかったです。大学生なり、環境が変わったことでの不安はありましたが、見守ってくれる人がいる場所があることが支えになりました。忙しいときも、声をかけてくれた先生がいることでの安心感がありました。

大人の人と一緒に授業を受けるのは新鮮でした。人生の先輩だけど、英語は負けたくないと正直思っていたのでいい刺激にもなったと思います。
できないことをできるようにする
ー将来、教育に携わっていきたいと思っている方へのメッセージをお願いします。
教育に携わりたいという人にとって、教育の仕事は本当に人生を豊かにしてくれると思います。是非チャレンジしてほしいです。
「できないことをできるようにする」という取り組みには、そのレベルに応じて大きな達成感や感動が生まれます。そこから得られた自信は、次へのチャレンジを加速させ、どんどん人生を豊かにしてくれる力があります。私は高校受験でのその感動が忘れられず、「できないことをできるようにする」ことをサポートすることを仕事にし、結果数えきれない感動を共有させていただいています。私にとっては最高の仕事だと思っています。