輝く!臨海shine! 川原塚先生編

臨海で働く社員の声を皆様へお届けします。今回は臨海で働いて25年を迎えた社員の中から2名の方をご紹介します。過去の経験や、大切にしている考え方、教育業界に対する想いなどを語って頂きました。

 

勤続25年 川原塚先生

小中湘南台校より講師スタート。その後、小中平塚校室長に就任。高校受験科へ異動し高受湘南支部の新規支部長に就任。神奈川での支部長経験を経て、千葉埼玉でも支部長を経験。今までの経験を活かし、新たなスタートとなる高受倍速支部長・副BL長に就任。現在は高受本部東京千葉埼玉教務課にて勤務にあたっています。

 

周りの人に恵まれて

–入社してからの25年間を振り返って、どのような感想をお持ちですか?

【第5回(2016年)J1グランプリ優勝時の川原塚先生】

 

月並みですが、あっという間でしたね。最初の配属校である湘南台校では白石先生(現・小中事業部第2運営部長)から色々教わりながら授業をしていましたし、隣の湘南LT校にいらっしゃった小川先生(現・セレクト事業部長)や高橋勉先生(現・業務本部第2統括部長)からも多くの研修・指導をしていただきました。また、2年目からは辻堂校で西川先生(現・役員)に業務を教わりました。今でも飲みに行ったり、お付き合いをさせていただいていますが、そうした周りの人に恵まれた25年間だったと思います。あとは、限られた期間の中でどれだけのものを残せるのかを考えるようになりました。今は教務の仕事をしていますので、教材だったりカリキュラムだったりするわけですが、集大成といえるものを残していきたいと考えています。

 

常に持っている向上心

–仕事をするうえで大切にしていることは?

常に向上心を持って、変え続けるということでしょうか。教室運営にしても、教材作成にしても「これで良い、ここまでで良い」というものは無いと考えています。どこかに改善点はあるでしょうし、毎年新しいものにチャレンジしていくことは絶対に必要だと思っています。今やっている教務の仕事においても、一気に全部が変えられるわけではないのですが、この2年で少しずつ「カリキュラムを変える」「テキストを変える」「テストを変える」「研修のやり方を変える」「課題の与え方を変える」といった変革を進めてきています。「完璧なものが出来上がる」ことは無いでしょうが、それを目指してやり続けていきたいです。

–仕事での経験が日常生活に役立っていることはありますか。

やはり人前で喋る職業ですので、それは得意になりますね。結婚式のスピーチくらいでは動じないですし、100人や200人でも緊張することはないですね。それはこの仕事をやっていて有り難い点だと思います。また、「役立っている」とは少し違いますが、若い先生や生徒と会話していることが日常なので、他の仕事に就いている同級生とかに比べると若くいられるというメリットはありますね(笑)

授業力を磨いてきた

–今までで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

もちろん色々あるのですが、一番印象に残っているのは、J-1グランプリを獲ったときでしょうか。当然、優勝した瞬間も嬉しかったのですが、それ以上に周りの人たちが喜んでくれたのが嬉しかったですね。後輩の先生たちが祝勝会をセッティングしてくれたり、私が教えていた生徒たちにこっそりと書かせていた寄せ書きをもらったり。あれは本当に気づきませんでしたね、よく隠し通せたものです。チャンピオンベルトとかも嬉しいのですが、その寄せ書きの方も大事な宝物です。

–座右の銘

よく受験生へのメッセージにも書くのですが、「Where there is a will, there is a way(意志あるところに道は拓ける)」という言葉が好きです。元はアメリカ合衆国第 16 代エイブラハム・リンカーンの言葉です。結局は気持ちの強さ、受験生であれば「どれだけその学校に合格したいか」によって合格の可能性は大きく変わってくると思います。もちろん気持ちがあるだけでは駄目ですが、「合格最低点から逆算して何をどれだけやるべきなのかを真剣に考えること」、あるいは「つらいと思うことなく勉強し続けること」、などは気持ちが強くなければまず出来ません。これまでも、模試の偏差値から合格が難しいと思われていた生徒が、大逆転で合格する例を毎年のように見てきました。そういう生徒達に共通するのはやはり、「どうしてもその学校に行きたいんだ」という気持ちの強さと演習量でした。

–今後の目標を教えてください。

まず大前提として、会社から与えられた目標を達成することが第一です。2025年度は、高受内の2大目標である「横浜翠嵐No.1」「早慶300名」をともに達成することが出来ました。節目の50周年をダブル達成という結果で飾ることが出来たので、この点では非常に良かったと思います。ただし,まだまだ不合格者も多いですし、早慶に関しては他塾との差が大きいので、その差を縮めていけるように、カリキュラムやテキストを変えていくこと、研修のやり方も変えていくことが必要と考えています。そして、いずれ早慶もNo.1が目指せるように、またそれより難易度の高い学校が会社から目標として与えられるように、結果を出し続けていきます‼

 

勉強だけでなく、人生を教えたい

–現在、教育業界に携わっている人へメッセージをお願いします。

この業界にいらっしゃるということは、教育に対する強い信念があるのだと思います。私にもありますし、臨海の先生たちも色々な考えを持っています。当然、それがぶつかり合うときもありますし、お互い譲らないですから「面倒くさい」となるときもあります。でもそうであるが故に「面白く」新たな道が拓けることもあります。臨海は進むときに方向は揃えますが、進み方というか考え方は自由な企業だと思います。もちろん、目標がありそこまでに到達するのは大前提ですが、各々の考え方でどう進むのかを考えることが出来るのは面白いですよ。

–今後、教育業界を目指す人へメッセージをお願いします。

私が教育業界に入ったのは「人を創る」というとおこがましいですが、「自分自身できちんと物事を考えられる人」を育てたいという気持ちがあったからです。確かに今やっていることは、受験勉強を教えることであり、入試に合格させることですが、その中でも「相手の意図の汲み取り方」「物事の捉え方、考え方」「目標から逆算した計画の立て方」「効率の良い時間の使い方」といった社会に出てからも通用する能力を身につけることが可能です。よく臨海の先生たちは「英語や数学ではなく、人生を教えるんだ」ということを言いますが、「子どもたちを成長させたい」「受験勉強以上のことを教えたい」という方は、ぜひ臨海に来てほしいと思います。