横須賀高校 合格者数No.1への軌跡

9年連続合格者数No.1となった横須賀高校。今回はその実績責任者である川口先生にお話を伺いました。No.1を獲得するまでの裏側や、そのストーリーを紹介します。

 

横須賀地域 地域責任者 川口先生

小中学部溝の口校に配属、室長・BL長に就任。多摩高校・光陵高校をはじめとするトップ校指導に従事。その後は湘南地域に異動し、藤沢北校・六会校室長、長後校開校を経験。現在は鎌倉・逗子・葉山・横須賀・三浦地域の責任者として、県立横須賀高校受験指導の責任者として勤務中。

 

臨海生の頑張り、それを支えるスタッフたち

ー横須賀高校の合格者数No.1となった感想を教えてください。

まずは、嬉しいとほっとしているが一緒になった気持ちです。受験結果は1年間の頑張りの成果です。「合格」を目指して頑張っている臨海生、それを指導する全ての講師、スタッフみんなのパワーの結集としてこの結果が出たと思っています。横須賀高校合格者数NO.1はその地域に通う臨海生や勤務する臨海スタッフにとって、最も大事にしているプライドです。横須賀地域だけでなく、近隣の横浜市をはじめとする地域を中心に、臨海全体で応援していただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

多くの経験を積める

ー横須賀高校の特徴・良いところとは。

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組みの一環として、学校指定科目の「Principia」(プリンキピア)というものがあります。この科目では数名のグループ毎に分かれて課題研究に取り組み、グループによっては企業や大学などと連携することもあります。研究内容は校内発表のみならず、テーマによっては国内外の学会などで発表することもあり、一般的な高校で経験できる総合的な学習よりも多くの経験を積むことが出来ます。
大学の主要な選抜方法の一つである、総合型選抜(旧AO入試)にもつながるので、より多面的に大学受験を進めることにもつながる取り組みがあることが魅力の一つと言えます。

 

受験指導の強みとは

ー担当地域の受験指導において、工夫しているところがあれば教えてください。

普段から、競争原理を意識した運営を行っています。横須賀地域の生徒にとって、「横須賀高校を受験し、合格すること」は大きなプライドです。夏期講習の志望校別錬成講座や2学期の入試対策講座、冬期講習の正月特訓では、久里浜校・北久里浜校の2校舎にて集中開催を実施しています。横須賀・三浦地域8校舎の生徒を志望校別クラスに分けて指導をしています。これは横須賀地域オリジナルの取り組みです。自分と同じくらいのライバルがたくさんいる中で競争します。少しの頑張りで上位のクラスに上がれるチャンスも多く、達成感・満足感は非常に大きいです。

 

ー横須賀高校、合格者数No.1となった受験指導の強みを教えてください。

横須賀高校は、内申3:入試7の高校です(2025年入試)。これは当日の試験を重視ということではありますが、テスト対策をはじめとした内申指導もあえて強めています。本番の入試・特色検査でとる点数も大事ですが、内申が足りないという理由で受験を諦めてしまうのは、生徒を想うと非常にもったいないです。これが内申UP指導を強めている理由です。
また、受験生、誰もが目標点を設定しますが、横須賀高校受験者には、科目ごと・どの設問・どの分野でどれくらい正解させるのかを個人毎の得意・不得意に合わせてプランを立てています。我々は受験指導のプロとして、「いつものように予定通りに受験すれば合格する!」プランを生徒に提案しています。【臨海の分析力×指導力=合格力】の証明だと思います。

 

期待に応える親身な指導

ー受験指導・日ごろの授業において、スタッフに意識してもらっていることは。

まずは「感謝」です。生徒は数ある塾から臨海を選んでくれて、臨海に通ってくれています。毎回の授業に一生懸命に頑張る臨海生には感謝をもって接してもらいたいと伝えています。そして、「必ず期待に応える」覚悟を持つことです。生徒は、我々に未来を託してくれています。その期待に絶対に応えないといけない。そのためには「生徒に頑張らせる」前に「自分たちが頑張る姿を見せる」ことを伝えています。授業のための研修・教材研究・入試研究の量と質は頑張る生徒へ真正面からぶつかれる自信の根拠だと思っています。

ー学力UP・合格率を高めるために行った指導は。

中3の3学期を迎えるにあたり、過去の受講履歴に関わらず、理社の得点力向上のために中1~中3の理社の映像授業を視聴できるような体制を整えました。これにより生徒が効率よく理社の学習を進めることが出来るようになり、質問対応に割く時間を減らし、その分演習時間の確保につなげることが出来ました。
また、各校で様々な取り組みを行っています。その一つとして、もともと臨海セミナーが用意している特色検査対策とは別に、校舎独自の特色検査対策を行っている教室があります。十分に合格できる力があるのに「特色検査の自信が無い」という理由で受験を諦めてしまう生徒は毎年一定数いるので、そのような生徒を後押しする取り組みは今後も継続していきたいと考えています。

 

日々の取り組みで大きく変わる

ー横須賀高校を目指すうえで、必要な力とは。

まずはしっかり内申をとれるように、日々の学校の授業や提出物にしっかり取り組むことです。臨海セミナーの各校では学校のレポートの支援・指導もしっかり行っています。テスト対策もしっかり受けて内申をしっかり確保することです。入試においては、難問が解けるようにすることより、基本の問題をいつでも自信をもって解けるように反復することが大事です。あとは、「絶対に合格したい!」という気持ちです。

 

ー高校受験へ向けて、小学生のうちから塾に通うメリットはどういうところですか。

保護者にとって、小学生から塾に通わせることは将来に対する大きな投資だと思います。実際、塾通いを始めるきっかけとして、勉強に困るようになってから塾を探すことも多いと思います。しかし、早い段階でプロの学習指導を受けることで、学力UP、志望校合格はもとより将来への展望を考えるきっかけになります。臨海セミナーの小中学部の講師は小学生から中学生まで原則同じ講師が指導しています。この仕組みは最初から高校受験まで見据えた指導が出来ることで子供の可能性を大きく伸ばすことができると思います。実際、自分の娘も臨海セミナーに通塾し、その校舎の講師のおかげで大きく成長、また今までになかった可能性を広げてもらいました。

 

受験を通して大人になる

ーこれから、受験学年を迎える生徒にメッセージをお願いします。

「15の春の扉をどうやって開けるか?」私が進路説明会で毎年お話しすることです。受験を通じて大きく成長し、少し大人になるのが受験なのだと私は思います。大事なことは、「どのように頑張るか?」だと思います。中学生は多感で気持ちが揺れることも多々あります。でも大丈夫。臨海セミナーには、熱意のある本気の講師がたくさんいます。これからたくさんの困難も一緒にとことん付き合っていきます。チームで受験を乗り越えていきましょう!今日も臨海の教室で待ってます!